行政書士 ご挨拶

石黒靖拡(イシグロ ヤスヒロ)
埼玉県行政書士会 所沢支部所属 行政書士登録番号 23132794号

 はじめまして、行政書士の石黒靖拡(イシグロ ヤスヒロ)と申します。
令和5年12月に埼玉県は所沢市に行政書士事務所を開業しました。

まずは自己紹介させていただきます。

私は、1968年 岐阜に生まれました。

大阪芸術大学芸術学部写真学科に進みフォトアートを専攻し卒業。
写真家、故、須田一政氏に師事しました。
暗室作業と撮影助手を2年間勤め、その後、プロカメラマン修行として電通パブリックリレーションズのスタジオに勤務。
スタジオアシスタントを経た後、28歳の時にフリーランスの写真家として独立いたしました。

写真家活動としては3度の個展を開催いたしました。私の妻を撮影したポートレート作品でアサヒカメラの巻頭グラビアで掲載されたこともありました。
仕事では主に雑誌、イベント撮影、婚礼撮影等の人物に関わる撮影を続け、27年(2023年現在)のカメラマン人生を過ごしてまいりました。

・・さて、そんな私は、写真の世界にどっぷりつかって社会人生活をしてまいりました。
そして残念ながら、その手の人間のよく陥る「○○バカ」のような事態にまんまと陥っており、自分がいかに無知であるかに気付き、自然と法律に興味を持ち始めていました。
「次の人生があったならその時は法律を勉強しよう」などと思っておりました。

時がたち、歳を取り、カメラマンとしての旬を過ぎ、体力面でも不安を感じだし、これから如何したモノかと思案していたとき、「そういえば法律をやりたかったな」と思いだし、マミーマートの蔦屋で「行政書士合格へのはじめの一歩」を購入したことが始まりでした。
その後、新型コロナウィルスの緊急事態宣言の影響で撮影の仕事も激減し、時間だけは沢山あったので、そこから真剣に勉強に取り組み令和4年度の試験で合格し、令和5年12月1日付で行政書士となりました。

そんな私でございます。

撮影した皆様は、幼児から女性モデル、あらゆる職業の方々、政治家、起業家、先生、おじい様、おばあ様・・・何万人という方々を撮影させていただきました。
婚礼撮影件数におきましては、おおよそ2,500件を下らないと思います。

その撮影で鍛えたコミュニケーション力を生かして皆様にお役立ちしたいと思っております。

※家族 奥様      
    小4の息子   私に似ず、優等生。算数と言語、プログラミングが得意。
    猫2匹     ブリティッシュショートヘア オス 思慮深く落ち着いてる・・。
           スコティッシュストレート メス おてんば姫 趣味はゴミあさり・・。

※趣味  温泉巡り 管理釣り場のフライフィッシング 猫と遊ぶこと

※その他の資格 普通自動車免許 中型車は中型車(8トン)に限るのレア免許。
         大型特殊免許  大特車は農耕車に限る。
         中型二輪免許  

         危険物取扱者乙種四類 
         なぜかフォークリフト運転技能講習修了 
         さらになぜか小型車両系建設機械(整地等3トン未満)特別教育修了 


※埼玉県農業大学校 短期野菜学科卒業 (2019年)この学校で勉強癖を学びました。

ワガコトという言葉への想い

 私の祖父の葬式のときの事です。もう30年以上も前の出来事です。
 最後に棺を閉めるとき、皆で最後のお別れをします。
その時、親戚の誰かが、棺で横たわる祖父の頬を、孫の写真で撫でていたのです。

 その写真は誰が撮ったモノなのかはわかりません。
その子の父親が、わが子がかわいくて「撮っておきたい」と心から思って撮ったモノかもしれません。
もしかしたら、「依頼を受け、報酬を得て・・。」プロカメラマンが撮影したモノかもしれません。
もしそうだったとしたら、その時、撮影したカメラマンは自らが撮影した写真がこんなシーンに立ち会うなんて思ってもいないでしょう。

既に写真を始めていた若き私はその時、写真にはそんな人生の節目に立会う力のあるモノなのだということ、そしてプロカメラマンとして写真と向き合うときの、心の持ち方のようなものを学ぶことができました。

 プロカメラマンの仕事は、ほとんどが他人のコトを撮影します。それこそ他人事です。
ですが、過去の私のそんな学びが蘇り、自らが撮影したその写真が、その人の人生のどんなシーンに立ち会うのかも知れない・・それを思うとシャッターの重みを感じずにはいられません。
だから、私が撮影する写真がその人の人生の流れの中でどんな場面に立ち会うのかイメージしながら撮影する。
今、対峙している人のことをワガコトに置き換えてみる。
すると見えてくるもの、気が付くもの、感じるものが違ってきます。
ワガコトのように撮ることで、「そう、こんなふうに撮って欲しかったんだよ」という期待に近づく事ができるのです。

 私はプロカメラマンの仕事と、行政書士の仕事は・・どこかが似ていると感じています。
仕事の性質の話ではなく、心の持ち方で仕事の質が変わってくるという事です。

 昔、雑誌の仕事で「新店舗がオープンしたから取材に来てくれ」と依頼があり私はカメラマンとして同行したことがあります。
店のオーナーは私に、「ここも撮影してくれ、あそこも撮影してくれ、ここ壁面はこだわったんだ、是非撮っておいてくれ」と嬉しそうに指示を出してきます。
店を出すためにいかに頑張ったか、どんな思いだったかを語ってくれます。
私はその時も、そのオーナーの思いを、なんとか写真で答えられないかという思いで撮影していました。
今思えば、その店の営業許可申請を依頼された行政書士さんもいたでしょう。
オーナーは私に語っていたときと同じように思いを語っていたことでしょう。
その行政書士さんも、そんなオーナーの思いに応えられるように仕事をしたのではないでしょうか。

ある人の人生の、ある時にかかわる仕事をしている。
そんなところがプロカメラマンと行政書士の仕事の似ている所のような気がしています。

行政書士という仕事についての私の考えは、27年間カメラマンをやってきてたどり着いた、私の写真への考え方のようなものは、まだ持ちようもありません。
しかし、今までの経験は行政書士となった私にも糧になってくれると信じています。

他人事をワガコトのように。

私は、そんな心を持った仕事人でありたいと思っています。

いしぐろ行政書士事務所の概要